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現在首都一極化集中により、地方の人口が減少しつつある。将来このような人口減少により、地方機能が衰退しないためにも、各自治体では「魅力的なまちつくり」が求められる。
まず私が考える「魅力的なまち」とは大きく3つある。1つ目は、きれいなまちである。2つ目は、治安が良いまちである。そして、3つ目は、人とのつながりのあるまちである。このような「魅力的なまち」を作っていくために行政としてどのような取り組みが必要か。以下具体的に論じる。





まず1つ目のきれいなまちを作っていくためには、定期的な清掃活動が必要である。道路にゴミが落ちていたり、施設が汚れていたりしていると、利用者はあまり良い気持ちがせず、地域の環境も悪化していくだろう。兵庫県西宮市では、「わがまちクリーン大作戦」という活動を行っている。

この活動は、半年に1回、市民団体、学校、事業所と協力して、市内の道路や公園など公共の場所を清掃する活動である。この活動によって、まちがきれいになるだけでなく、普段交流の無い世代や立場の人と交流が生まれ、新たな人とのつながりを作ることにも貢献するだろう。

地域内の道路や施設を定期的に清掃することで、快適に施設等を利用でき、地域環境も良くなるだろう。
2つ目の、治安が良いまちを作っていくためには、パトロールのボランティアを募ることや防犯についての情報を自治体のホームページ上で公開する必要がある。昨今、誘拐や行方不明者の報道を目にする機会が多くなった。


こうした被害を無くすためにも、地域内で防犯パトロールのボランティアを募り、交代制で地域の見回りを行うことが重要である。

そして、見回りをする中で、街灯が少ない箇所や時間帯によって人通りの少ない場所などの犯罪が起きやすい場所を報告してもらい、自治体のホームページでその情報に基づいて地図を作成し、公開するといったことも有効であると思われる。このような取り組みを行うことで、住民1人1人の防犯意識を向上させることができる。
3つ目の人とのつながりのあるまちを作っていくためには、住民同士の交流の場を設けることが必要である。

現代社会では他人に無関心な人が増えており、地域コミュニティが機能していない地域も少なくない。この状況を改善しないと、孤独死などが後を絶たないだろう。

上述の地域を挙げての清掃活動も人とのつながりを作るための良い機会である。また、地域スポーツクラブの設置を支援することも有効であると考える。地域スポーツクラブとは、地域住民が主体的に運営し、日常的にスポーツを行う施設のことである。

スポーツを通じた交流は、会話のきっかけが作りやすいため、つながりを作りやすいという利点がある。さらに、社会人は普段の運動不足を解消することができ、健康増進にもつながる。
魅力的なまちとは一義的に定まっていないため、全ての人にとっての「魅力的なまち」を実現することは難しい。

しかし、この人口減少社会において、今後は多くの魅力を持つまちが存続していくだろう。そのためにも、行政が主体的となって魅力的なまちづくりを推進していく必要がある。