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近年、多くの人が仕事を求め地方から都会へ流出している。この結果、地方の人口が減少し、都会だけではなく、地方でも人々のつながりは薄れてきている。また、隣人との付き合いも薄れ、町内会などの地域コミュニティーも崩壊しつつある。





このように、人間関係の希薄化から様々な問題も生じている。例えば、仕事や生活をする中で、不安や悩みを一人で抱えてしまい、ストレスでうつ病になってしまったり、自殺をしてしまう場合がある。また、地域でのコミュニケーション不足により、突然の災害時の対応が遅れてしまうといった場合もある。
このように、地域コミュニティーの不足により、ただ人間関係が希薄化するだけではなく、自分の身にも危険が及んでしまうこともある。
では、これらの問題点を解決するために行政は積極的に地域コミュニティーの活性化をする必要がある。
それには、まず地域住民との交流を促進する必要がある。人々の共通する関心ごとに、まず核となるような集団を構成していき、そこから輪を広げることが重要である。そのために、行政は既存の地域サークルや地域コミュニティーを支援し、このような団体に対して、活動場所を提供したり、活動費用を積極的に支援していくべきだと考える。


また一度崩れてしまった地域コミュニティーを再構築する必要もある。福島県では東日本大震災で被災した地域を復興するために「福島県地域コミュニティ復興支援事業」が実施されている。行政が被災者や避難者に対して、生活相談や地域づくりを支援することによって、地域間での絆が生まれ、突然の災害時でも緊急に対応することができる。

今後発生するであろう「大地震」や「大型台風」、「大雪」など、特に自然災害が発生してしまう地域に、この福島県の取り組みを取り入れてほしいと思う。
また高齢者や子供たちの世代を超えた交流も必要になってくる。東京都江戸川区では「すくすくスクール」という地域交流活動が実施されている。これは放課後、家に帰っても親が仕事でいない子供を対象に、高齢者の方々が子供の世話をする高齢者ボランティアである。

これにより、高齢者の社会参加と子供と高齢者の世代を超えた交流ができる。さらに最近問題となっている「いじめ」に対しても、この活動で早期発見することができたり、大人が子供をしっかりと監視することで、いじめを予防できると思う。
以上私は地域コミュニティーの活性化について論述してきた。やはり、行政と住民が一体となって、地域を作り上げていかなければならないし、高齢者の社会貢献や子供たちとの交流も必要である。