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なるべくしてなったというか安倍首相が、新国立競技場の見直しを表明しました。
2520億という金額が、一般人には、どれほどのものか思いもつかないほどとてつもないお金だということはわかりますが、もともと2020年の東京オリンピックは、コンパクトで既存の会場を多く使っての低予算オリンピックになることで良い評価を得て、誘致に成功した要因になったのですが、その後、いろんな検証を通して東京以外で競技の一部を分散して開催することになったり、様々な変更を余儀なくされていた矢先、今回の新国立競技場の問題が起こり、招致決定当時の大きく膨らんだ期待は、何か不安を伴った、無事に開催することができるのだろうかという心配に変わってきているのではないでしょうか?


今、本当にオリンピックが必要なの?と考えさせられるほど、新国立競技場の予算問題は、いろんな疑問を投げかけています。2016年のリオデジャネイロ五輪も準備の遅れが報道されているし、2018年の平昌五輪も財政的な危機に陥っている状況を見ると、巨額な資金を必要とする世界的スポーツイベントに対して何か根本から変えなければいけない時期が来ているのではないでしょうか?
もともとは、プロスポーツ選手の出場さえも許されないほどにお金とは、縁の無かったオリンピックがスポーツのプロ選手の出場によって広告収入が入り、1984年のロスアンゼルス五輪を契機に莫大なお金を呼ぶスポーツイベントとして、増大し続けるテレビの放映権料、観光収入やインフラ整備など、オリンピック招致には、国全体を巻き込み大きなムーブメントを起こさなければなかなか成功することができないようになってしまった今の状況で、2020年のオリンピックが東京に決まったことは、日本が震災から立ち上がり復興したことを世界の人たちに印象付ける絶好の機会であるし、また、日本国内においても、経済的な効果ばかりではなく、ただ普通に暮らして行けれは良いとする悟り世代にとっても、大きな刺激を与えるイベントとして、社会の環境作りに、新たな活力を生む契機となるかもしれません。そして何よりもオリンピックの主役であるアスリートを目指す若者たちが2020年、東京オリンピックの表彰台の上で胸のメダルをかざす姿を夢見て、日々努力を重ねていることを忘れてはいけません。
2020年の夏、多くのアスリートが夢の舞台の一番上で輝く金メダルをかけるその日に向かって着実にその環境をととのえる歩みを進めて行って欲しいと思います。