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社会情勢の不安と地域住民との協力

現在、少子化の進展や雇用情勢の悪化などにより、住民が自治体に求めるニーズはより一層多様化している。

そして近年では高齢化が進んでおり、2014年では人口に占める高齢者の割合が25パーセントとなり、およそ4人に1人が高齢者である。





このため高齢者自ら問題を解決することはできず、行政やボランティアに支援してもらうしかない。このように現在、地域の実態や行政の考えを知ってもらい、地域住民と行政がともに協力し合い、より良い地域づくりを行っていくことが求められている。

では今後行政はどのような取り組みを行っていくべきであるか。

 

住民ニーズの把握

まず第一に、積極的な情報公開を行っていく必要がある。

それにより住民のニーズを正確にくみ取り、それを行政サービスに反映させていくことが大切である。広報やホームページを今まで以上にわかりやすい内容にするのはもちろんであるが、住民のニーズを政策に国とるためには、従来の一方通行の広報活動では不十分である。

ほかの情報共有手段の整備に努めるべきだ。区のさまざまな計画策定に際しパブリックコメントを実施するなど、政策形成過程への区民参加を積極的に推進していくことも必要だろう。

さらに、区役所や自治体のホームページ上に目安箱を設置し、住民からの声を直接すくい上げる取り組みが必要である。

またアンケートモニター制度を創設し、定期的に既存の行政サービスに対する評価、提言をしてもらうなど、施策に対する評価機能の促進が重要である。

こうすることで改善、や施策の変更の必要性を検討することができる。ほかには、より多くの意見を寄せてもらうようにSNSを活用した意見交換の場を設けることも検討すべきである。


そのためには情報公開を徹底することが求められる。そこでメールマガジンやインターネット配信により、市政情報などを各住民に対し積極的に公開していくべきである。

そのようにしてくみ取ったニーズのすべてを実現することが不可能に近いため、費用対効果などを検討し、優先順位をつけて一つ一つ着実に実行していくことが大切である。

 

住民への説明責任

第二に、住民への説明責任を果たすことが求められる。

説明責任とは、政策や施策の策定、実施の過程やその内容結果について情報を公開し説明することである。

説明責任を果たすためには、住民の目線に立って物事を考える姿勢が大切だ。住民の立場であったが何を知りたいのか、身近な例を取り入れるなど住民の目線で分かりやすく説明していくことがのぞましい。

そのためには、住民の質問にも耐えうる知識を身につけておくことが必要である。行政のプロとしての意識を持ち、自身の担当分野だけではなく地域に関する幅広い知識を身につける努力をすべきである。

そのためには、部や課をまたいだ講習会や研修後も継続的に行っていくことが必要だ。また職員一人一人のコミュニケーションスキルを向上させることも不可欠である。

難しい矯正業務を分かりやすい言葉に置き換えるなど、低迷でより良い対応を行うことが非常に重要である。

接客や電話対応などの情報をマニュアル化し、全職員に対し周知徹底させることで窓口対応の強化をめざすべきである

 

まとめ

 

これまで地域行政にかかわらなかった住民たちが、情報公開、住民参加を通して自らの問題として意見を持ち始めることにより、住民自治の意識が向上することにもつながると考えられる。

近年では住民ニーズの多様化により、行政が行う行政活動が多くなってきた。これを行政自体の問題として考えるのではなく、住民や企業などと手を組んで、互いに協力し合う関係を構築することが求められている。