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はじめに

維新の党の創設者である橋下徹大阪市長は8月27日に、
松井大阪府知事とともに維新の党を離党することを表明しました。
翌28日には大阪維新の会で国政に参加したいとの意向を示すなど
維新の会を巡って今後様々な動きが展開される見通しです。





分裂騒動は何故起こったのか?

そもそも橋下・松井両氏が維新の党を離党する結果となった

一連の騒動の発端は何だったのでしょうか?

維新の党の柿沢幹事長は9月13日投開票の山形市長選で
民主党などが支援する立候補予定者の応援に行きました。
この行動に対し大阪府知事である松井氏が柿沢氏の幹事長更迭を求めたのです。
というのもこの立候補予定者は共産党の推薦を受けているために
橋下・松井両氏を筆頭とする大坂系の議員の反対で
維新の党の推薦を受けた候補者ではなかったのです。

結果として

・柿沢幹事長の続投

・公開討論会などは開催しない
・今は党が分かれるような事はしない
・橋下・松井両氏は維新の党を離党し地方政治に集中する
と2人が身を引くような形となったのです。

ですが、翌28日になって橋下大阪市長は、
「大阪維新の会で国政をやりたい」という発言をしたのです。
この発言に大阪系の議員も呼応し合流するとの見方もあります。

 

実は前から描かれていたシナリオ?

実は今回の一連の騒動ですが一部では橋下・松井両氏が

邪魔者を排除したとの憶測も流れています。

というのも、今月の19日に関西維新の会が大阪維新の会の下部組織として設立されています。
この関西維新の会は分裂後の受け皿として準備されたのではないかとの声もあります。


また、維新の党には以前より火種はくすぶっていたのです。
維新の党には橋下・松井両氏を中心とした大阪系と
前代表の江田氏と現代表の松野氏と柿沢幹事長を中心とした非大阪系の
2つの派閥があるととらえられていました。
橋下・松井両氏はかねてより安倍首相との親交を重ねており、
一方で松野・柿沢両氏は野党再編を睨み民主党との連携を模索して来ました。
この大阪系と非大阪系のずれこそが今回の分裂騒動の根底にあるのです。

そもそも政治家やめるんじゃなかったの?

さて「今は党が分かれるようなことはしない」と言った翌日に

その舌の根も乾かぬうちに「大阪維新の会で国政を」という発言をした橋下氏ですが、
そもそも大阪都構想で敗れた際には、
市長の任期後には政治家を辞めるという旨の発言をしていたはずです。
11月22日の大阪府知事選と市長選のダブル選挙まで残り3ヶ月足らず、
あと3ヶ月で政治家を引退する人が新党を結成するというのもピンと来ないですね。
ただ、橋本氏なりの考えがあってのことでしょう。
今後も目が離せませんね。

維新の動向が気になる自民・民主

さて今回の維新の党の分裂騒動ですが政界にとっても大きな影響が考えられます。 維新の党は野党では民主党に次ぐ勢力を持つ会派です。

安保法案や原発再稼働問題などで支持率の低下が心配される自民党ですが
来年夏の参院選に向けて関西維新との連携を模索していました。
しかし今回の分裂により11月の大阪市長選での直接対決が避けられない情勢となったことから、
方針の転換を迫られる可能性が出てきました。
さらに非大阪系の松野・柿沢両氏は民主党との合流を視野に31日に岡田代表と会見を行う見通しです。
これらの動きにより野党再編が更に加速する可能性が出てきました。
維新の党、そして10月に結成予定と言われる大阪維新の会の動向次第では
今後さらに大きな政治局面が訪れるかもれません。
11月1日の維新の党の代表選、
さらには11月22日投開票の大阪ダブル選挙と維新の党に関連したイベントも待ち受けています。

今後の政界の鍵を握る存在としてまだまだ維新の党から目が離せない状況ですね。