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日本では年間、自殺者が約3万人と言われ、その中で小中高生の割合が増加の傾向にあります。
特に夏休みなどの長期休み明けに増える子供の自殺をどう防げばいいのでしょうか。





自殺の発端、原因とは

主には、身近な人との死別体験などによる喪失感や、いじめや家庭問題の苦痛によるものが多いです。

また小中学生にも携帯が普及したことで、ネット上のイジメやSNSが発端となることも近年目立っています。(内閣府作成2014年度ゲートキーパー研修テキスト参照)

2015年夏に起こった自殺とみられる事件

6月25日午前6時35分ころ、横浜市青葉区内に住む中学3年生の女子生徒(14)が、たまプラーザ駅で中央林間駅発-久喜駅行きの急行電車にはねられました。
女子中学生が所持していた学生証から東京都内にある私立中学校の女子生徒であることが分かっています。

「ホームから小走りで飛び込んだ」と目撃情報があり、路線に飛び降り自殺した可能性が高いとみられています。

8月25日午前8時ごろ、群馬県沼田市にあるJR上越線の線路上で、中学生とみられる男子生徒が電車にはねられて死亡し、警察は男子生徒が自殺を図ったとみています。

警察や沼田市教育委員会によると、死亡した男子生徒は学生服姿で、所持品から沼田市内の中学生とみられています。
沼田市内の公立の小中学校は、25日が始業式でした。
警察やJR東日本高崎支社によりますと、電車の運転士は「進行方向の左側から男子生徒が進入してきた」と話しています。

7月25日、岩手県矢巾町の中学2年村松亮君(13)がいじめを苦に電車の路線へと飛び込み、自殺した事件も記憶に新しいですね。
この事件ではいじめを再三に渡り担任教諭に訴えていたものの、解決が見られず、この事件の後にも新たないじめが確認されるなどの報道も見られました。


7月29日、名古屋市南区の市立中学2年の男子生徒がマンションから転落死。
自宅から「複数の人から『死ね』と言われた」と綴ったノートが見つかったほか、クラスの生徒からは「自殺する」と言った男子生徒に対し、担任教諭が「やる勇気もないのに、やってみろ」と煽るようなことを言ったという証言をしたと報じられました。

子供に異変はありませんか?

子供の異変を感じたら、まずはゆっくりと話を聞くことが大切です。

矢継ぎ早に質問などはせず、子供自身から話をさせ、時間をかけて話を聞いてあげましょう。

そして話したことに対し、「よく話してくれたね」と受け止め、話したこと自体を褒めてあげましょう。

自分の意見を押し付けたり、解決方法を焦らず、子供のペースに合わせることが大切だと思います。
そして話した内容はしっかりとノートなどに書き留めて、今後の学校などとの話し合いに生かすのが望ましいと思います。

子供に見せる姿勢として、親は話したら受け止めてくれる、理解して寄り添ってくれるんだと思われるようにしなければならないと思います。

自殺の要因としては、周囲に理解されないことの孤独感もあります。
言っても無駄だと思われないよう、親は常に子供の味方であるという姿勢を取る必要があります。

登校拒否になることへの恐れから、なるべく学校へ行かせようと焦りがちですが、まずは環境を整えて安心して登校できるようにしてあげましょう。
学校に赴き、担任だけではなく、学校教諭全体に認知してもらう体制が必要です。
話し合いの際には担任、学年主任、できれば校長も立ち会いのもと、いじめが要因の場合は、まずは加害者生徒は抜きで話し合うことが大切だと思います。
加害者生徒を目の前にすると、被害者生徒は報復を恐れて萎縮してしまい、いじめの全容を話すことができないと思います。

上記の事件の記事のように、教諭にまかせておけば安心という時代ではありません。
自分の子供を守れるのは最後はやはり親なのです。