カナダで開催中の世界的映画祭の一つ第39回モントリオール世界映画祭で4日、現地の映画館で初上映されました。

映画監督の八木景子(48)の初作品であり、作品はドキュメンタリー部門にエントリーされています。

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初作品で海外の国際的な映画祭に正式出品された快挙を得た、「ビハインド・ザ・コーヴ」を観終えた観客から質問責めを受け手ごたえをつかんだ八木景子。
果たしてこの映画で太地町の住民の暮らしは再び平穏な日常を取り戻すことが出来るのでしょうか。





 

ビハインド・ザ・コーヴのあらすじ

2009年にアメリカで上映され第82回アメリカアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したルイ・シホヨス監督作品「」。

和歌山県太地町のイルカ漁を意図的に悪質に描き、日本の食文化や捕鯨の伝統を意図的にゆがめられて海外に伝えているとして、危機感を抱いた八木景子がこの映画に反証する作品を撮りました。

八木景子は食と宗教の自由は認め合うべきだ。

それが世界の戦争をなくすきっかけに繋がると話しています。

内容は、活動家の一人リチャードオバリーのインタビューを交え、太地町に溢れかえるシーシェパードのメンバーの異様な雰囲気を伝えています。

 

彼らは常にカメラを持ち、遠くから入り江を撮影し監視しています。

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この映画では何故日本人が標的にされているかを解明しています。

日本人は物事をはっきり言わない為、活動家たちに舐められている模様。

何故アメリカ人は日本人に強圧的なのか?人種差別なのか?彼らの目的は日本人を惨めにさせることです。

 

太地町の住民はとても迷惑をしていることも明確に伝えられています。


リチャート・オバリーのインタビューでは「一部の男性がやっていることで責任を彼ら以外の太地町の人や1億2700万人の日本人になすりつけてはいけない」「学校給食からイルカ肉を撤廃したのも、自分の子供たちに毒を食べさせたくないからだ」と嘘を言っていることが明らかにされています。
ザ・コーヴ監督のルイ・シホヨスのインタビューでは、最初の目的はこの話の両方を捉えるというものでしたが、役場や漁師に話しを聞きに行ったがカメラが回っている前では答えてくれなかったと言っています。
この映画では物事をはっきり言わない日本人の性質が事を複雑にさせている一つの原因だということが分かります。

海外では物事をはっきり言わないとその時点で負けです。このことは日本人全体が危機感を持つべきだと思いました。

 

映画上映後の観客(海外の反応)

この映画の上映開始時間が現地時間午後9時で観終える頃には深夜という時間帯もあってか、観客数は数十人程度と多くはありませんでした。

しかし、映画を観終わると八木景子監督に次々と質問をしてくるカナダ人の姿がありました。

一緒に会場入りしたベテラン通訳によると、「長年映画祭では日本の作品を担当してきたが、上映後に出された観客の質問は最も多かったと」関心の高さをうかがわせました。

 

監督に対する質問には時間制限がかけられていたので、全ての質問に答えることができず、会場を後にしてからも観客らに囲まれて質問を受けていました。

 

この映画に対する反響は物凄いことが分かります。

ザ・コーヴを観てから来たというカナダ人はこの映画を観終えた後「ザ・コーヴの世界が嘘だということが分かった。今でも活動家は太地町に来ているのか」と興奮を隠せない様子。

この後7日にも上映されますが、日本での公開は未定。

 

手ごたえをつかんだ八木は、今後作品を上映してもらうよう関係者に働きかけていく予定です。

 

 

捕鯨で世論を見方につけるには

ビハインド・ザ・コーヴでは日本の食文化や歴史的背景など捕鯨に対する日本の考えを伝えています。

北欧でも捕鯨は行われていますが、彼らはいかに自分たちの捕鯨が罪ではないかということを国外に発信していました。

捕鯨を反対する団体から抗議を受けても彼らは自分たちの主張をし、逃げることはしません。

 

 

方や太地町の漁師をはじめ住民たちはどうでしょうか。

彼らがイルカやクジラの追い込み漁が罪ではないことを発信したことがあるでしょうか。
イルカやクジラを神秘的な生物であり、神と勝手に崇めている人達の主張に対して、ただ我慢しているだけでは意味がありません。

捕鯨の正当性を主張し、戦う姿勢を見せなければ世界の世論を味方に付けることは難しいでしょう。