Pocket

JR連続不審火は42歳男 名前は野田伊佐也

東京都内のJR施設で相次いだ不審火で15日、警視庁捜査1課が威力業務妨害容疑で自称ミュージシャンの野田伊佐也(いざや)容疑者(42歳)を逮捕しました。





事件の概要

この計7件もの連続不審火事件では、複数の現場からペットボトルや針金などが見つかるという特異性から、同一犯による連続的な犯行の疑いが強いとみられていました。

8月以降になると、犯行は23区以外にも拡大し、次の犯行が行われることが警戒されていた中、捜査の絞り込みは着々と進められていきました。

捜査1課は8月16日から9月5日までに発生・発覚した計7件の不審火事件を同一犯による犯行とよるものとして捜査を進め、
北区の東北線踏切付近、品川区の品川変電所敷地内、目黒区の山手線の渡線橋付近の3カ所でペットボトルと針金、ティッシュペーパーを一緒に発見しています。

また、国分寺市のJR中央線線路脇で電化柱を支えるワイヤのカバーが焼けるという不審火でも、ペットボトルが溶けたものとみられるプラスチック片や針金が見つかっていることから、同じ手口によるものと見られています。

425

この連続で起こった不審火は、運行に影響を与えるケーブルが焼かれたり、変電所の敷地内で起こるなどしていたことから、JRの運行状況などを熟知した人物によると犯行ではないかとの憶測を呼んでいました。

 

JR利用客への影響

火災の規模としては小さいものの、ケーブル火災は利用客へ多大な影響を及ぼすものとなりました。

中野区での中央線の線路脇のケーブルが焼けた8月22日に起きた不審火では、およそ2万5千人もの利用客に影響しています。

そして渋谷区で山手線線路脇の2カ所でケーブルやカバーが焼けた同月27日の事件の際には、およそ5万1千人の利用客へと影響したものとみられています。

 

なぜJRだけ?

私鉄や地下鉄には同じような審火事件は起きておらず、このことからJRに何らかの恨みがある人物による犯行とも考えられていました。

 

防犯カメラの映像が手がかりに

品川変電所の不審火の際に、現場付近を通る男性の映像が防犯カメラに写っており、このカメラの映像などから野田容疑者が浮上しました。


映像の中には、黄色いテンガロンハットを被った男性が赤い自転車で走り去る姿が映っており、その自転車とみられる赤い自転車が野田容疑者の自宅から発見、黄色い帽子も見つかっており共に押収されています。

そのほかにも自宅内の部屋からは針金やペットボトルが押収されている模様です。

 

野田容疑者の人物像

「やったことはやったが、業務を妨害したとは思っていない」と供述しているという野田伊佐也(いざや)容疑者ですが、一体どのような人物なのでしょうか。

自称ミュージシャンだという野田容疑者が足繁く通っていたバーで取材をすると、
野田容疑者を知る人物は、「ハードロックを好んでいて音楽に対しては真面目に取り組んでいた」と言います。

しかし一方で
「自己主張が強く、自分がこうだと思ったら口にせずにいられないタイプで、わーっとなることもあって(まぁまぁと自分が)抑えることもあった。」
といい、

また、一緒に音楽活動をしたことがあるという人物からは
「様子が変だなと思うことがあった。
なにをしていても目が笑っていないっていうか…」
などの声も聞かれました。

その他にも、野田容疑者の父親は芸術関係の有名な人で、その父親に対してコンプレックスを抱いていたという話も出ています。

社会への不平不満を訴える歌詞を多く作っていたという野田容疑者の自作の歌詞を確認してみると、
その中では「燃やせ」というフレーズを連呼していたり、
「ナショナリズム達が蟻のように
集まる ヘッドクォーターを燃やしてしまえ!」などの過激な表現が使われています。

 

連行される野田容疑者

車で連行される際の中野容疑者は、母親がイスラエル系だと周囲に話していただけあり、日本人離れした容姿で、肩までのロングヘアも束ねていないのにも関わらず、項垂れるなどの髪で顔を隠す様子もありません。

フラッシュがたかれる中を満足げな顔とも受け取れる表情を浮かべながら、カメラから目線をそらさずに通り抜けて行く様子が映像から伺えました。

 

自身のSNSで犯行をほのめかしていた?

中野容疑者のインスタグラム(画像投稿サイトSNS)には、中野容疑者が線路内に入り込み、黄色い帽子を被りながらピースサインをした写真が投稿されています。

そのほかにも針金をくくりつけたペットボトルの仕掛けのようなものを投稿し、それに付けられたコメントも品川や中野などの地名を書き込んでおり、犯行を示唆する内容となっています。
このことから、自身の犯行を誇示する傾向や欲求があったものとみられています。