Pocket

24日の早朝7時頃に、愛知県春日井市のラーメン店でその店の男性従業員の2名が血を流して倒れているのが発見された事件で、売上金のおよそ250万円が無くなっていることが新たにわかりました。
警察は強盗殺人事件と断定して捜査を進める方針です。

325321





事件の概要

現場は名鉄小牧線春日井駅から東へ役1.5キロほどにある閑静な住宅街で、住民などによりますと、日中は人通りがあるものの夜になるとほとんど人の行き来がなくなるということです。

 

事件が発覚したのは24日の午前7時20分頃で、愛知県春日井市高山町にある「うま屋ラーメン春日井朝宮店」というラーメン店で、配送に来た業者の男性から店の中で店員2人が倒れていると110番通報がありました。

2人とも病院へと搬送されましたが、同県小牧市小牧の荻原典章さん(35歳)が頭蓋骨骨折により搬送から40分後に亡くなったといいます。
またアルバイト店員の39歳の男性も顔の骨を折るなどの重症を負ったものの、意識はあるそうです。

重症を負った男性店員は、閉店後の午前5時頃に経営者にメールを送っていることから、春日井署捜査本部はそのあとに2人が襲われたものとみて調べを進めています。

 

数カ所に殴打痕

同署捜査本部によれば、亡くなった荻原典章さんの頭部には、硬いもので殴られたような傷が複数みられ、25日にも司法解剖が行われるといいます。

また連休中の売り上げが保管されていた金庫は倉庫スペースに置かれており、事件後は鍵が差さったままの状態で発見されており、中にあるはずの現金、少なくともおよそ250万円が無くなっていました。


事件当日の24日は店は休みの予定だったことから、荻原典章さんらは午前4時頃にいつも通り営業を終え店を閉めた後に、経営者へ売り上げの報告をメールにて送っています。

店の出入り口は全部で3箇所あり、客の出入りのための正面側と、調理側の出入り口にはすでに施錠されていたものの、通報をした配送業者が食材配達のために出入りをした倉庫側の出入り口には鍵が掛けられていなかったそうです。

捜査一課によると、死亡した荻原典章さんが倒れていたのは倉庫内で、もう1人の重症を負った男性店員が倒れていたのは客席などがあるホール内だったといいます。

また、犯行に使われたとみられる凶器は今のところ見つかっていないということです。

恐怖に怯える近隣住民の声

来店したことがあるという近所に住む住民は、

「オープンの日に(行きました)怖いね」と恐怖を語っており、また早朝店の前を通ったという住民は
「電気が消えててもう暗くて、営業している感じはなかった。まさかこんなことになっているとは」
と驚きを隠せない様子でコメントしています。

また、
「ベージュ色の扉から(人が)出てきました。午前6時か6時半くらいだと思うんですけど。
店員さんじゃないかな」
と、不審な人物を目撃した人もいました。

 

犯人が捕まっていないことから近隣住民の不安は募っており、夜間の外出は控えると語る人も見られました。

 

残念なことに1人の男性店員が死に至ってしまった今回の事件ですが、死亡した男性店員の頭部には数カ所にわたり硬いもので殴打した痕が見てとれることから、繰り返し被害者が動かなくなるまで犯人が殴ったものと考えられます。

 

またシルバーウィークの連休中の売り上げが、まとめて金庫にしまわれているのをあらかじめ予測した上で狙った可能性もあり、施錠していない扉から出入りしていることも含め、現場に詳しい者による計画的な犯行の可能性もあります。

 

捜査本部はあらゆる可能性を含め、捜査を進めていく方針を示しており、一刻も早く犯人が捕まり、平和な生活が戻ることを住民は待ち望んでいます。