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エピペンとは?

エピペンは、アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。 あくまでも補助治療剤なので、アナフィラキシーを根本的に治療するものではありません。エピペン注射後は直ちに医師による診療を受ける必要があります。

引用元:www.epipen.jp/about-epipen/photo.html





食物アレルギーにエピペンを使わない医師

給食が原因で食物アレルギーの児童が死亡するという失態は、よくニュースとなりました。

そのため、食物アレルギーと診断されている生徒のいる学校の職員は、消防署員の指導を受け、様子がおかしければ、ともかくエピペンを打つようにと、太ももの内側にエピペンを指す練習をし、いざというときに備えるよう知識を得て、共通認識もします。

どんなことがあっても大丈夫な気持ちになれる講習のおかげで、食物アレルギー生徒を見守る姿勢に抜かりがありません。

ともかくいざとなれば、本人の持つエピペンか、学校に保管しているエピペンを使えばよいのですから、気持ちは少し和らぎます。

 

しかし、その裏側には、エピペンをしなかったから死亡したと言われるよりも、エピペンをしたが、食物アレルギー処置が間に合わなかったから死亡したという状況のほうが、責任を問われないということの安心も当然あるようです。

 

それでも、体制が整っているということは医師にエピペンを持たされている子どもたちにとってはありがたいことです。

 

ともかくエピペンを打てというのが正解かどうか

エピペンは、治療の材料ではなく、治療までの間のつなぎで、色々な症状を緩和させるためだけの効果です。

それになんともない人にエピペンを打つと、呼吸困難や心停止になる恐れがあると言われています。

「アナフィラキシー」の状態でなければ、エピペンまでも使う必要もなく、投薬で間に合うことも十分にあると、「ともかくエピペン」という言葉に反論をする医師もいます。


 

しかし、アレルギー専門医であれば、いつも色々な症状の症例を扱っている実績がありますから、小さな変化や反応、様子を見逃さずに正しく的確な対処をすることができるでしょう。

しかし、アレルギー専門医人口が非常に少ない日本において、アナフィラキシー症状にはエピペンを処方せよという医師会の呼びかけに応じることのできない人が多いようで、エピペンを使用する人は、医師たちの半数強しかいないそうです。

 

エピペンの成分は、エピネフリンというアドレナリンの一種で、強い血管収縮や気管支の拡張を行います。

確かに蜂に刺されたとか、食物アレルギーを起こしているとか、「アナフィラキシー」ということが明確であれば、血圧が下がり、脳に血が回らなくなりつつあることが確認できたら、アレルギー素人医師でもエピペンを使い、心不全を防ぐ行動がとれるのでしょうが、ど素人の学校の教師以上に戸惑う人たちが多いのでしょうか。

中にはエピペン処方資格取得のための講習を受講せず、エピペン処方自体をしないと決めている医師もいるようです。

 

対象が明確な搬送と誰ともわからない緊急搬送

対象が食物アレルギーがあるため医師にエピペンを処方されている人の場合は、見るからに苦しむ状況であればエピペンを使うこともできますが、緊急搬送により、どこのだれで、普段の食物アレルギーの有無が解らない人の場合、抗ヒスタミン剤を打って炎症を抑えようとする方法を用いる医師もいます。

食物エネルギーがある人は、医師からエピペンを処方されているのが一般的ですから、どこで発作が起こっても手遅れにならないように、自分がエピペンを持っていることを知らせる手段を持っていることが大事です。

エピペンは自分しか使えないのですが、急を要するときは近くにいる人がエピペンを打っても構わないことになっています。

アレルギー専門医が少ない状況では、運が悪ければ間違った処置をする場合もあります。いつどこで倒れても助けてもらえるように、患者そのものが常にアレルギー対象食品名とエピペンを持っていることを伝えられるようにメモカードを作り、かばんに入れているということも聞きます。

アレルギー患者にとって不安な世の中ですが、だからこそ自らの対応を準備している必要がありそうです。

 

しかし、食物アレルギーを持っている人が増える世の中ですから、全ての医師が学びなおすべきことでしょうし、我々も他人事と捉えずに、一通りの知識を得て、対応ができる人になっておくべきでしょう。