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宮城県栗原市栗駒文字にある空き家の裏で白骨遺体となって見つかった白鳥真由さん(当時17歳)の事件で、真由さんが交際相手からの暴力を周囲に相談していたことがわかりました。
宮城県警は任意で元交際相手から事情を聞いており、その関連を調べています。





事件の概要

白鳥真由さんの遺体が発見されたのは9月12日の午前5時頃で、空き家を所有している男性が関東・東北豪雨の被害状況を確認するために現場を訪れたところ、白骨化した遺体を発見しました。
遺体の状況からみて、死後数ヶ月から1年ほど経過しているものとみられていました。

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その後27日、同県警は白骨遺体の身元が仙台市出身の住所・職業不明の白鳥真由さん17歳であることがわかったと発表しています。
真由さんは遺体の発見者である空き家を所有する千葉県在住の男性の関係者と交際していたこともわかっており、この元交際相手の男性が事情を知っている可能性があるとみて同県警は聴取を続けています。

消息がわからなくなっていた白鳥真由さん

同県警によると、真由さんは父親と祖父(今年3月に死去)との3人家族で同居はしていなかったものの、昨年の12月には県内で家族と会っており、それを最後に消息がわからなくなっていました。
そして12月以降、真由さんの父親が同県警に「娘の行方がわからない」と相談していたといいます。
遺体の歯の治療痕と歯型、DNA鑑定や着衣から真由さんであると身元は特定されたものの、死因はわかっていません。
発見当時、遺体は仰向けの状態でタイヤ2本が被されていました。
このタイヤは敷地内に大量に放置されていたものの一部であることがわかっており、9年前から空き家だったことや人通りがほとんどないことなど、犯人が遺体を隠しやすい場所であることを事前に把握していたものとみられています。


父親や知人の悲痛な思い

真由さんの父親は「突然の思いがけない出来事に大変心を痛めている。
今後の捜査の推移を見守りたい」とコメントしています。

また真由さんをを知る人や、遺体発見現場付近の住民たちも早すぎる死を悼んでいます。

真由さんの実家近くに住んでいるという仙台市太白区の男性は、「信じられない、どうか間違いであってほしい」と語りました。
幼少期の白鳥さんは周りを明るくするような元気な子でトラブルに巻き込まれるような子ではなかったといい、昨年近所で会った時には、男性の挨拶に対して微笑みながら返してくれたといいます。

真由さんの1学年上の先輩だという女子高生も「最近連絡がとれずみんな心配していたと聞いている。
ごく普通の子だったのに何があったのか」とショックを隠せない様子で話しています。
また遺体が発見された現場近くの住民も「少女のことは全く知らない。土地勘がある人が連れてきたのではないか。」と語り「まだまだこれからの人生が奪われてしまい痛ましい」と声を詰まらせました。

在学当時からあったという交際相手による暴力

真由さんが一時通っていた大河原商高校では、当時在校生に「彼氏から暴力を受けている」と相談していたことが28日にわかりました。
真由さんは2014年の4月に入学したものの5月には学校を休みがちになり、その後9月に中退しています。

授業に出ていたのは4月のみでその後は保健室に通っていたそうです。
その保健室で何度か真由さんを目撃したことがあるという3年生の女子生徒によると「彼氏からDV(ドメスティックバイオレンス)を受けている」と真由さんが話していたといいます。

また知人には交際相手に携帯電話を壊されたことやツイッターへの書き込みの内容について消せと強要されたことなどを打ち明けており、そのことを知っている他の知人も
「連絡がなくなったのは携帯がまた壊されたからだと思っていたのに、亡くなっていたなんて」と涙ぐみました。

中退したのち、仙台市内や関東圏などで生活をしていた真由さんは、北関東の警察署に「知人に暴力を振るわれた」と被害内容を相談していたこともわかっています。

任意で聴取を受けている元交際相手という男性が、この話に出ていた暴力を振るっていた人物であるのかはまだ明らかになっていません。
今後の捜査の進展が待たれます。