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JRで知る回生電力とは

JR西日本は、電車がブレーキを使用する際の熱エネルギーを電気エネルギーに交換する回生電力を、近くを走行する別の電車に供給するために利用していました。

 

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JR東日本は新幹線の回生電力をあらゆることに利用しています。





しかし、近くを走る電車が無く、利用する機会がない時は、このエネルギーは利用しないまま捨てることになることになります。

 

そこで、JR西日本は、捨てることになる電気エネルギーを来年春から建物内のLED電球やそのほか、利用が可能なありとあらゆることに有効利用できるようにすることにしました。

もちろん、そのための工事費用は高額です。

 

企業としては赤字を避けるのが当たり前ですから、回収のめどが立つと判断して決意したのでしょう。

 

JRは、太陽光発電も行っており、最大限の自然エネルギーの利用を遂行していますから、優れた経営方法です。

 

しかし、我々はものを動かすことでしか熱エネルギーが発生しないと思い込んでおり、制止するときの熱エネルギーのことをJRの取り組みで知り、目を留めた人は多いでしょう。

 

既に近くに利用されている回生ブレーキ

実は、我々が生活している周りにちらほらと回生電力を利用したものは現れているのです。

例えば電動アシスト自転車は、充電をして走行しますが、回生ブレーキを取り付けることで、そこから得た電気エネルギーを利用することができる蓄電構造が、走行距離を一般の電動アシスト自転車よりも延ばしてくれるようになっています。

 

高級ハイブリッドカーにも加速をするときのエネルギーは、回生ブレーキにより変換された電気エネルギーを利用しているのです。


また、大型エレベーターのモーター制止時に生じるエネルギーを電力系統に送り、他で利用できるようにしている建物も現れています。

 

我々がよく見る一般的なエレベーターでは回生ブレーキが利用されないのは、作れる電気エネルギーが少ないため、取り付けコスト分が取り戻せないからです。

 

しかし、この電気エネルギーも蓄電をすることができますから、停電の時に大いに役立つのは確かです。

 

太陽光発電機器のように需要の高まりで費用が低くなるかも

太陽光発電機器を取り付ける家屋が少ししかない10数年前という時代は、機器の取り付け費用が、機器の耐久年数内での売電利益では回収ができないという状況でした。

 

どちらかと言えば、地球環境への配慮に貢献するために取り付けていたという人も多かったたでしょう。

 

ところが、売電価格が特別な高い単価となり、国や自治体から補助金給付もあり、屋根貯金という言葉が生まれるくらい、ローンを組んでつけても、毎月ローン返済分以上の金額が戻る時代が到来しました。

機器取り付け需要が高まり、機器はお手頃価格となりました。

 

今では一般家庭でも10Kシステム購入もまれではありません。

回生ブレーキも、既に目前で利用されているものを見ることがあります。

 

今では、自動車や電動自転車で回生ブレーキの電気エネルギー変換システムを利用をしているという状況ですから、もう少し経つと、需要はどんどん高まるでしょう。

 

そして、安価になり、回生ブレーキを取り付けた物品の購入が高まっていくという将来となるでしょう。

太陽光発電のように静止状態で得られる自然エネルギーではありませんが、動くことや動きを止めることで得られるエネルギーだからこそ、ガソリンを用いない車やエレベーター、エスカレーターなどが、全て自力発電で動かせる時代となるのも近いかもしれません。

 

また、もっと違う形で、意外なものに回生ブレーキが利用されるかもしれません。そう考えると、回生ブレーキは国や自治体からの支援があれば良いと思えるほどの価値ある機器だと断言できます。