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1年も前にネットで限定公開された、コーヒーの「ブレンディ」のCMが、今になりネット上で大変な物議を醸しています。

CMの内容

卒業式と見られるシーンで、生徒が卒業証書と一緒に進路先を告げられるのですが、生徒は牛に見立てられていて、進路先に食肉加工工場を暗示させるところを告げられた男子生徒は号泣し、ブレンディでの乳牛を告げられると女子生徒は笑顔を見せ、校長が

「濃いミルクを出し続けるんだよ」と発言します。





ブレンディーCM動画

問題のブレンディーCM動画がこちら

 

発売元は

 

発売元であるAGF(味の素ゼネラルフーヅ)は、
「社内での検証は行っており、問題がないと判断した」としています。

 

なぜ今さら話題になる?

 

CMはWEB限定ムービーとして2014年11月から、2015年8月まで公開されていましたが、問題視されるようになった発端は、

今年9月にシンガポールで開催されたアジアの広告祭「スパイクスアジア」で銅賞を受賞したことでした。

これにより注目を集めた結果、ネット上では人間を家畜に例えたりすることや、乳牛に例えることは女性差別ではないかなどと物議を醸しています。

「炎上ポイントが多すぎる」「悪趣味」と言った批判的な意見が主に多いのですが、元々これは海外で問題視に火が付き、今月になり日本にその余波がやってきたのです。

 

外国人ライターが「ぞっとするCM」

 

日本を拠点に活動する外国人ライターがこのCM映像をぞっとするCMとの感想を付けて自身のSNSと投稿すると、瞬く間に世界へと拡散されました。
動画には英語の字幕が付いているため、海外のユーザーも内容を理解できるようになっていました。


動画の中の女子高生は胸を張ったり、走りながら胸を揺らすなど、胸を強調するシーンが多用されており、それに不快感を抱いたようです。

 

他のユーザーからのコメントに「胸が揺れるシーンは最悪」と書かれると、このライターも「僕もそれまではなんてクリエイティブなんだと思っていたのに、そのシーンに差し掛かったときは何が起きているのかと思った」と衝撃だったと語っています。

 

海外のユーザーは嫌悪感を露わにしており、結果日本でも大変な話題となってしまい、「悪趣味だ」
「これを見て飲みたいと思う人なんかいるの?」と批判され、ついには

 

市民団体「ポルノ被害と性暴力を考える会」からも問題視されてしまいました。

 

しかし好評の意見も

 

批判的な意見が多い一方で、「むちゃくちゃ面白い」
「表現に対する寛容さが少ない人が多いなぁ」
「いったい何がダメなの?」
といった意見も多く、賛否両論の意見で盛り上がっています。

 

広報担当者は

 

AGF(味の素ゼネラルフーヅ)の広報担当者は、「ネットのこうした声につきましてはすでに把握しており、大変驚き、戸惑っています」
とコメントし、当初2014年に公開したときは3件の感想しか寄せられなかったにも関わらず、今になり大変な盛り上がりを見せたことは予期しない出来事だったといいます。

 

しかし、「見る方によってそれぞれお考えがあると思いますが、反省するところも多いです」と語り、「今後の反省に生かしたい」としています。

 

別の角度から見る人も

 

そしてもうひとつ特徴的な意見として、卒業証書を渡されるシーンで、名前ではなく生徒は番号で呼ばれていることについて、「マイナンバー制度を彷彿とさせる」と今ならではの意見が見られました。

2014年の公開時にはなんとも感じなかった番号での呼び名のことも、今になるとマイナンバーの制度が始まったことにより、余計に日本人にとってひっかかりを覚える結果となったのかもしれません。

本来ならば名誉なことであるはずの広告祭での銅賞受賞が、思わぬ余波を読んでしまったようです。