Pocket

いよいよ成立した安保法案を自衛隊の活動に適用する初の事例がおこりそうです。

 

政府は安全保障関連法の成立を受け、アフリカ・南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊の武器使用基準を緩和し来年5月の部隊交代に合わせて任務に「駆けつけ警護」を追加する方針を固めました。

 

実は法案に賛成した3党の少数野党がかなり大きな仕事をしてその存在意義が発揮されたという事例をご紹介しましょう。





南スーダンのPKOとは

南スーダンは世界で一番新しい国として2011年にスーダンからの分離独立の是非を問う住民投票が実施され分離独立票が圧倒的多数(98.83%)を占めたため独立して出来た共和国です。

南スーダン
南スーダン

 

内戦を経ての独立のため政情が不安定で国際連合平和維持活動として医療や教育インフラ整備や農業などを支援するため国際連合南スーダン派遣団が派遣されています。

 

34636

そしてその一員として日本の自衛隊がPKOの唯一のケースとして派遣されています。

 

自衛隊の南スーダンでの仕事はたびたび報道されてはいますが地元の人たちからも感謝されているようです

 

駆けつけ警護とは

その中で今回、安保法案の中の駆けつけ警護を追加業務にしようということなのですが

この、駆けつけ警護というのは離れた場所にいる国連や民間NGOの職員、他国軍の兵士らが武装集団などに襲われた場合に助けに向かう任務のことをいいます。


 

駆けつけ警護の具体的事例

駆けつけ警護の範囲ですが国連の人たちとか記者がいますね。

あとは日本人以外の民間の方、あるいは文官の方、戦闘員じゃない方あとは日本人の民間の方、外国人の民間の方、そして他国の軍隊というものが一部ありますがこれはめったにはありません。
よく駆けつけ警護の任務は自衛隊員の危険度が通常より増すんではないか、隊員の安全確保はどうなんだという意見があります。

 

ただ今回の場合は安全性を重視していて紛争中の警護とは異なります。ただよく考えてみると自衛隊とか消防士、警察官もっと広げると海上保安庁の人たちも全員そうなんですが宣誓をして自分たちの任務あるいは部隊に入ります。

 

そして最初から危険な仕事だということは本人たちが一番わかっているんですね。

そのため国内でも海外でも自衛隊は危険な任務ですから警察や消防も含め日頃から一生懸命訓練をしているのです。

 

リスクがある仕事だと本人たちがわかっているからこそ自衛隊、消防士、警察官などはやりがいのある仕事と思う人も多いわけです。

 

 

少数野党が賛成した付帯決議

 

話変わりまして実は今回の安保法案に賛成をした野党がありました日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の3党です。

 

実はこの3党は政府が勝手に決めるのではなく自衛隊を海外派遣する際の国会関与の強化の付帯決議を取り付けることに成功しました。

例えば今回の例ですとどういう駆けつけ警護がいいか、どこまでの任務にあたるか、基本計画の中にしっかり書いてそれを国会承認するということになったのです。

 

つまり自衛隊の海外での活動の内容というのは広く国民の前に国会の場で公開するということになりました。

これはただ反対するだけだった他の野党とはまったく違います。

 

この法案に反対したりデモに参加した人たちの中でどれくらいの人がしっかりとこの法案の中身を吟味したのでしょうか?

 

「違憲だ」とか「戦争反対」などという前にまずはこの法案で戦争になるケースはどういうケースなのかをしっかりと考えることが重要ではないかと思います。賛成に回った少数野党の3党は非常に大きな仕事をしたと思います。

 

日本を元気にする会の松田公太代表は「少数政党がこのような役割を果たせたことには大きな意味がある」と語っていました。