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「うつ病は社会人がなるもの」というイメージがありますが、

近年では中高生から、なんと小学生にまで増加傾向にあります。

 

うつ病の症状に加えて、反抗期や思春期特有の感情もあるために、

親御さんはそんなお子さんとの接し方に大変悩まれることでしょう。

不登校になることで勉強が周りに追いつかなくなるのではないか、との不安も抱えて親御さん自身もまいってしまうこともあると思います。





今回は、そんなお子さんと接するときに気をつけるべきことをまとめていきたいと思います。

 

焦ってはいけない・急かさない

 

うつ病の早期根治は残念ながら難しいです。

 

よくなったように思えてもぶり返し、さらに悪化したりすることもありますし、症状がころころと変わったりもします。
お子さんが少しポジティブな傾向を見せるとすぐに学校に行かせようとする親御さんがいますが、

そのような急かす行為や言動はしないで下さい。

 

 

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出典:http://hongkonglifefile.com/

 

励ましてはいけない・比較しない

 

「おまえなら大丈夫、がんばれるはずだ」

というような言葉は、親御さんは励ましのつもりで使ってしまいがちですがNGです。

 

 

また、「お父さんとお母さんの子供なんだからできるはず」

 

「◯◯(他の兄弟や親戚・友人)だってできたんだから頑張れるはず」
のような比較する言葉もいけません。

 

 

普通の人ならできることができなくなるのが心の病であり、
それによって本人が1番苦しみ自己否定しています。

 

 

それに追い打ちをかけてしまい、
「できない、がんばれない自分はいらない存在なんだ」と追い詰めてしまいます。

 

 

原因を正しく把握する

 

思春期特有の傾向として、

  • 他者からの目が異様に気になる
  • 外見などをからかわれた経験がコンプレックスになっている
  • いじめによって追い詰められている

 

このような原因が挙げられます。


 

 

しかし、これらは表面上の理由に過ぎない場合もあるのです。
根本には親御さんからの愛情不足であることも、少年少女のうつ病にはよくみられる原因です。

 

 

5歳くらいまでの過程で、親御さんからの愛情を十分に受けることができなかったと感じているお子さんの場合、
自己肯定感が低い傾向にあります。
自分に自信を持てないことが、

他者からどう思われるかを常に気してしまうことに繋がり、

 

自分を良く見せなければと常に頑張り続け、
それによって気疲れしてしまうのです。

 

夫婦仲が悪く、お子さんが常に気を遣って行動しなければならなかったり、

 

出来のいい兄弟と比較され頑張ることを強いられたりすることで、

「完璧な自分でなければ愛されない・他者からも受け入れてもらえない」

と追い詰められていた可能性があります。

 

 

常に味方であること、そのままでいいということを伝える

 

「がんばらずに、そのままのあなたで大丈夫」
「どんなことでも、いつでも話を聞くからね」
「あなたはかけがえのない私たちの子供だよ」
など、お子さんを肯定する言葉をかけてあげてください。

 

お子さんは十分に頑張っていて、その緊張の糸が切れてしまったのです。

 

これ以上はがんばる気力が出ない状況であることを理解し、

 

イライラや焦りをぶつけたりはしないで下さいね。

 

 

リストカットなどの自傷行為を繰り返す場合も…

 

症状や傾向にもよりますが、リストカットなどをしたり、

家族に「殺してくれ」と包丁を持って懇願する行為に出るお子さんもいます。

 

それは”SOSである”と受け止めて下さい。

 

誰にも言わず、気付かれずに死を選択するお子さんもいる中で、

お子さんは自傷行為を親御さんに見せることで苦しんでいることを伝えています。

 

「生きていてくれてよかった!」と思い、そのような行為をしかったりするのではなく、

 

「こんなになるまで追い詰められていたんだね。
気付いてあげられなくてごめんね。」
と抱きしめてあげましょう。

 

クリニックやカウンセリングに通う時間は、1ヶ月の中ではほんのわずかな時間にすぎません。
専門医に任せっきりにするのではなく、ご家族の支えが欠かせないのだということを忘れないでください。